盛マラレポその5でGO
ハーフの距離を過ぎると景色は田園風景
ここから先は緩い上りが続く、8分の貯金は少しづつ取り崩していくことになるだろう
スライド区間が始まる、まずはトップランナー達、スピード感が違う
しばらくして3時間のペースランナーとすれ違う
集団の中にちょび迫傑は、いない
少し離れてちょび迫傑を発見、かなり苦しそうな顔をしている
これがサブ3の世界か
ち「てぃーけすわぁ〜ん」
て「ちょびすわぁ〜ん」
ぺしーん
ハイタッチに力がない
無理もない、ちょび迫傑は激坂区間を終えたばかりだ
「サブ3まだいけるぞ!」 と声をかけたかったが僕にも余裕がなかった、勝利至上主義のストロングスタイルは時として余裕を奪う
ちょび迫傑から少し離れて水色のはてブロTランナー
(な、名前なんだっけ...)
て「うぁ、うぁ! さんたふぇすわ〜ん!」
さ「ども〜!」
間一髪でした
名前を思い出せて
あ〜、よかった(花*花)
髪をなびかせて走るsantafeさんはJリーガーみたいでかっこよかったです
この辺りで不意に後ろから誰かに声をかけられます
?「???...(聞き取れない)...! ありがとうございます!」
て「ふぇ? な、なんですかぁ?」
同年代くらいの男性ランナー「ベホマズン!ありがとうございます!!」
伝わったんです! 届いたんです!
自分でも「ベホマズンってなんやねんwww」と半信半疑だったベホマズンゼッケン
いや〜やっぱりドラクエ世代にはドンズバですね〜
て「元気出していきましょう! ベホマズ〜ン!」
MP60くらいを消費しベホマズンを詠唱
お兄さんはすぐ見えなくなりました、こちらこそありがとうございます!
全てのドラクエ世代に幸あれ
ベホマズンってゼッケンに書いてて
あ〜、よかった(花*花)
ーー
さて25kmからは激坂、貯金はたっぷりあるのでキロ6以内で上ります
僕は坂道が苦手なのではっきりいって上りは捨ててます
でも上りのツケは下りで返せばいいんです
『競うな、持ち味を活かせ』
範馬勇次郎の教えの通り、僕は今後も自身を持って平地ランナーとして頑張っていこうと思います
そんなこんなでヒーコラヒーコラ、バヒンバヒンと坂道を上っているとナコラマさんとスライド
ナコラマさんはかなり調子が良さそうでした
ナイスラン! 力強くエール交換
うんとこしょー、どっこいしょー、なんとか坂を上りきり、細かいアップダウンを越え御所湖で折り返します
折り返して少しいったくらいで豪華な私設エイド
「あたたかいコーヒーやブラウニーがありまぁーす、ゆっくりしていってくださーい」
この辺のカフェとか喫茶店の人達がやってるんですかね、こんな素敵な私設エイドは初めて見ました
盛岡市民のおもてなし精神を感じます
しかし今日の僕はストロングスタイル、私設エイドに手をつける訳にはいかんのです
テーブルには美味しそうなチョコレートブラウニーや小さい紙コップに入ったホットコーヒー
甘い誘惑を振り切った僕は何を思ったか、何も食べたり飲んだりしてないのに、お姉さんに向かって、「元気貰いました、ありがとう!」と言ってしまいました
まあ本当に元気もらったんで間違いではないんですけど奇行ですよね
お姉さんも嬉しそうだったので
あ〜、よかった(花*花)
20km〜30kmまでのラップ
上りもそこまでロスなく走れてますね、十分サブ4圏内です
僕は意識低い系ランナーなので練習で20km以上は走りません
なので20km以降は全くもって未知数でした
でもベホマズンとお姉さんのおかげで30kmを過ぎても元気100倍です、全身から力が湧いてきます
恐るべし、本番パワー
もうサブ4しか見えない
続きマイケル