盛マラレポその6でGO
30kmを過ぎ、下りゾーンに入る
さぁ、ここからがマラソンだ
調子はどうだ? 自分に問いかける
『おい俺の両足、ここからの下り坂、いけるのかい? いけないのかい? どっちなんだぁ〜い!!!!!』
ピクピクピクピク...(ふくらはぎの痙攣する音)
『いけ〜〜〜〜る!!!』
攣りかけのふくらはぎを騙しながら本日最高ペース、キロ5(笑)で駆け抜ける
この下り、30km過ぎということもあり心が折れているランナーも多く、そこそこパスしていく、これは気持ちが良かった
32km地点、あと10kmだ、ガーミンで余裕時分を確認
ポクポクチーン!
貯金、6分くらい!
って事はガーミンの誤差とラスト195mを加味しても、あと10kmをキロ6で走りきればOK、余裕、サブ4もらったー!
そして僕は決断した
ペース落とそっとwww
皆さんと違い僕のフルマラソンは年に一回のみ、ここで無理して失敗するわけにはいかんのです
今の今までフルマラソンをまともに走り切ったことがなかった、ベストは4時間27分だったがこれは熱中症でフラフラになりながらだった
僕にはマラソンのまともな記録がない
『へぇ〜、tkさんマラソンやってるんですか?タイムどのくらいですか?』
この質問が辛かった
いくらサブ4を達成できる能力を持っていても、それを本番で発揮できなければ何の意味を持たない
プロフェッショナルの世界では結果が全てなのだ
そして来年はオリンピック、パラリンピック絡みでめちゃくちゃ仕事が忙しくなる
来年はフルを走れるかどうか分からない、なんとしてもここでサブ4だ!いくぞ、究極魔法!
ベホマズン...!
ここから先はキロ6でオッケーwwww
はい、完全に置きにいきました〜
全く後悔はしていません
背に腹は変えられないのです
あぁ〜、ペース落とすとすっごい楽なんじゃぁ〜(^q^)
30kmからゴールまでのラップ
ペースは落としましたが35kmを過ぎると日も差してきてだんだんと辛くなってきます、35kmの壁ですね
だが止まるわけにはいかない、去年の中止の分もある
2年分の俺は強い
なんとかキロ6を越えないようにガーミンとにらめっこ
36kmのエイドではお待ちかねの福田パンをジャッカル
パッサパサで口の中の水分持ってかれましたが大変美味しゅうございます...(岸朝子)
一気食いは無理だったので遅刻しそうな高校生のように福田パンを咥えながら走る
ゴールまであと5km、体はもうボロボロだ
一歩ごとに首が痛い
沿道からの頑張れー、よりお疲れさまが沁みる
俺、もう十分に頑張ったよ
あとは我慢するだけ
何日か前に四国の変態ランナー、コウさんの言っていた『ストロング走り』を思い出す
ストロング走りって何だ???ストロング走りってなんだ????(メダパニ)
ストロング、それは強さ
では、フルマラソンにおける強さとはなんだ?
(自分に) 負けないこと
(勝負を) 投げださないこと
(マラソンから) 逃げださないこと
(自分を) 信じ抜くこと
ダメになりそうなとき
それが『ストロング走り』
オー オー オーオオオーオー♪
オーオーオ オー オー♪
ストロング走りとは
最後まで諦めない走りと見つけたり... (なにこれ)
あと4km
あと3km
あと2km...
我慢だ、我慢
たったあと2km、じっと我慢の子だ
ストロングに走り、ゼロになるまで出し尽くす
ラスト2km、ストロングでGO!
前方にサブ4ペーサーを発見、なにやらペースを落としてみんなとハイタッチしている
一応確認
て『サブ4、余裕っすよね?』
ペ『余裕余裕、ぜんぜん余裕っす!』
ぺしーん
あからさまな時間調整に多少イラついたが、ここまでペーサーに頼らず自分のペースで走って、あ〜、よかった(花*花)
後方からM高史
M『おつかれ様でした!』
て『タカシすわぁ〜ん、ありがとう!』
ぺしーん
M高史、神!!!
クネクネ道を抜け、ゴールタイムの電光掲示板が見える
3時間57分チョメチョメ、サブ4確定だ
ベホマズンの多用によりMP(マラソンポイント)不足、ラストスパートのメガンテは使えなかった
やったー、おわったー、これでワイもサブ4ランナーの仲間入りや!
トラァーーーイ! ビクトリーロード!
よっしゃー、グロスでサブ4! 文句なし!
フィニッシャータオルをもらい、小学生に完走メダルをかけてもらう
完走メダルは南部鉄器っぽい感じで小ぶりながらズッシリ
小学生にありがとうをして進む、前方には盛岡三大麺の振る舞い、ボロボロなのでworld orderの動きで進む
わんこそば、冷麺、じゃじゃ麺
迷わず冷麺をチョイス
勝利の美冷麺、大変美味しゅうございました...(岸朝子)
ちょびさんに電話をし、愉快でカオスなメンバー達の待つタカヤアリーナへGO
続きマイケル